8/18 【雨上がり解散】ふたりの関係はどこでこじれたのか?

こんにちは〜、サンカク係長です。昨日いきなりビッグニュースが飛び出しましたね。ビックリした皆さんも多かったんじゃないでしょうか。そしてそのまま夜には解散報告会、慌ててAbemaのアプリをダウンロードしたのは、係長も同じです。早速中身を見ていきましょう。

目次

「雨上がり決死隊」解散。

「雨上がり決死隊」解散、今日にも発表 吉本上層部の怒り大きく再開断念
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108170000124.html

う〜んついに・・。約2年前に発覚して複数の人気芸人が処分された、反社会的グループへの闇営業問題。その中心人物として、雨上がり決死隊の宮迫は所属していた吉本興業から契約解消され、その半年後にYouTubeに活躍の場を移して公式YouTubeチャンネル「宮迫ですッ」を開設、現在登録者数140万人の人気ユーチューバーとなっています。

一方吉本興業に残った相方の蛍原は、人気冠番組「アメトーーク」など雨上がり決死隊としての活動を一人で支えてきました。いつかまた再結成を目指して・・と多くの人が期待していただけに、今回の決定は衝撃的でしたね。
ふたりのプロフィールを簡単に見てみましょう。

宮迫博之(ミヤサコ ヒロユキ) お笑いタレント・俳優。1970年3月31日生まれ、大阪府出身。B型。吉本興業の養成所である吉本総合芸能学院出身(7期生)。1989年に、蛍原徹とともにお笑いコンビ「雨上がり決死隊」を結成。フジテレビ系バラエティ『エブナイ』内の企画で生まれた『くず』として、シングル「ムーンライト」でCDデビュー。

https://www.oricon.co.jp/prof/275683/profile/

蛍原徹(ホトハラ トオル) お笑いタレント・男優。1968年1月8日生まれ、大阪府出身。A型。吉本興業の養成所である吉本総合芸能学院出身(7期生)。1989年に、宮迫博之とともにお笑いコンビ「雨上がり決死隊」を結成。

https://www.oricon.co.jp/prof/204148/profile/

コンビ歴32年という事なので、お互いに人生の6割以上を一緒に過ごしてきた人と別れる、というのは相当な決断だったはずです。しかも報告会によると、解散は蛍原から言い出したとの事。一体コンビの人間関係はどこでこじれてしまったのでしょうか。STR的に見てみましょう。

【雨上がり解散】理由:ないがしろにされた蛍原の我慢が限界に達した結果

宮迫博之
1970年3月31日生まれ(23時以降)
信 △3金 D21

蛍原徹
1968年1月8日生まれ
激 ○4灯 P29

気分屋で前向きな自由人、いろんな所に首を突っ込みながら突き進んでいく宮迫と、女房役としてその全てを受け入れて支えながら付いてきた蛍原。とにかくベクトル外向きな宮迫に対して、いつも宮迫や関係者の事を第一に考えて利他の精神で生きる蛍原の違い。宮迫は外面がよく人気者の割に、気が弱く打たれ弱いところがあるので、それを優しく包み込みつつ周囲との関係性を大事にしてきた蛍原の存在は、大きな安心感を与えてくれていたはずです。

繰り返し問題を起こしてきた宮迫に対して、自分が支えなければと頑張ってきた蛍原ですが、好き勝手に突き進みついには大事な相方をも振り返る事がなくなってしまった宮迫に、ついに愛想をつかしたというのが真実に近いと思います。解散を決意するまで1年半も悩んだというのも、プロファイルを見ると納得できますし、相当な決意を持って解散に踏み込んだという事でこれはかなり重たいものです。そう簡単には覆らないと思っていいでしょう。

社交的でイケイケの△3宮迫と、他人軸に生きる○4蛍原

それではスコアの解説です。(3タイプの解説についてはこちらを、1番〜4番の解説についてはこちらをご覧ください)

まず△3の宮迫は、自由な直感や感性を大事に人生を突っ走るスピードスター。キーワードは「自由」「ワクワク」「思い立ったが吉日」。転んでもその勢いで飛び上がって起き上がる、無邪気な前向きさを持っています。おまけに宿命「信」はベクトル外向きの社交性の塊。この宿命を持つ人は基本的にモテる人達です。ただ「金」の性質を持っており適応値(エネルギー値)もD21と低いので、打たれ弱くストレス性です。だから批判されるとすぐシュンとして閉じこもったり配信休止したりします。

一方○4の蛍原は、自分の事よりも他人を優先し他人軸に生きるタイプ。キーワードは「誰かのために」「みんな仲良く和気あいあい」「人の想い」。しかも4番は3番の後片付けをする名レシーバーですから、宮迫が散々やり散らかした後を丁寧に拾い集めてフォローしてきたはずです。宮迫があれだけの問題を起こしても、アメトーークなど番組が存続できたのは、蛍原が築いてきた信頼があったからかもしれません。興味深いのは「灯」の性質で、とてもユニークな感性や面白さを表していますが、これまでも宮迫は「蛍原のボケの面白さ」について度々語っていましたね。

報告会でコンビの過去の様々なエピソードが語られていましたが、ふたりのSTRといくつか照らし合わせてみましょう。

① コンビの東京行きのきっかけ
大阪時代にコンビを一躍有名にしたユニット「吉本天然素材」。飲み会の席でプロデューサーと宮迫が大喧嘩して、独断で東京行きを決意。ホテルに戻るや蛍原の部屋のドアをノックし、「東京に行く事にした」と伝えたところ、「お前が雨上がり決死隊や。お前がそう決めたんやったら俺もついていく」と蛍原は答えたそうです。ツテもないのに独断でいきなり東京、と発想が飛躍するところはいかにも△3らしいですね。思い立ったが吉日です。そしてそんなぶっ飛んだ宣言をがっちり受け止め、お前が行くなら俺も行く、と言う蛍原。そんなの不安しかなかったはずですが、相方のためなら、と決断できるのは○4らしいですね。

② 毎回酒臭くても本番ではスゴい宮迫
東京で人気が出て冠番組を持てるようになった頃、宮迫はほとんど毎回本番で酒臭かったり、夕方4時入りでも寝坊したりとめちゃくちゃだったそうですが、本番になると毎回スゴいパフォーマンスをしていたそう。このあたりは理屈では解釈できない天才タイプ・△のあるあるですね。「考えるな、感じろ」です。

③ 蛍原のボケについて
上記にもあるように、蛍原の性質は「灯」=ユニークな感性を表しています。これまでも番組内でたびたび蛍原のボケ暴走が見られましたが、まさにこの性質が影響していると言えます。ふたりの間では「蛍原は1番組1ボケまで」と決められていたそうですが、本来ツッコミ役の蛍原も本当はボケたくて仕方なかったんだろうと思います。

④ 解散を言い出したのは蛍原だという事にびっくり
報告会では出川をはじめ複数の芸人が「蛍原から解散を言い出した事にビックリした」と語っていました。本来○タイプの人は、喧嘩したくない、人から嫌われたくない、という思いが強いため、自分から別れを切り出すのはとてもハードルが高いものです。相手から傷つけられたとしても「別れる」という選択肢の順位はだいぶ後になります。そんな○の人ですから、解散を決断するには1年半もの時間がかかるわけです。何度も吐くほど深く悩んだでしょうし、だからこそ簡単には覆るものではありません。

いかなる場合でも、◯の人をひとりぼっちにしてはいけません。イケイケ△で気の弱い宮迫が自分のことに精一杯で、そこに気づかなかったのが最大の転換点でしょう。

いかがでしょうか、なんとなくイメージがついたでしょうか。
宮迫はまだ再結成を諦めていない、と報告会でも言っていましたが、残念ながらまだ蛍原の決断の重さをよく理解していない、軽く考えてしまっている部分があると思います。そういったところが、おそらく蛍原がこれまでも宮迫に期待しては裏切られてきたところで、自分の事を理解しようとしてくれない上にひとりでユーチューバーになってしまった事で、我慢の限界にきてしまったのだと思います。

STRをもっと深く学びたい方はココからも講座の情報とかにアクセスできるので、ご覧ください。
質問や個人的なカウンセリングも受け付けてますので、コメント欄に一言書いてください。
それでは、ありがとうございました〜。

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この記事を書いた人

地方の中小企業で働くサラリーマン係長。
STR(素質適応理論)を駆使して世の中を紐解く命術師の顔を持つ。
STRスコア:我 △3鉄 P37

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